2016年度若手社員フォローアップ研修
いつも弊社ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます!
技術推進グループ兼釣り部のHgmでございます。
本日は、とくに就活されている方にとって、ご参考いただける情報を展開いたします。
これまで弊社では、入社1年を経過した新入社員をフォローアップする目的で研修を行っておりましたが、全社的にITのプロフェッショナルとして更なる能力底上げを狙い、今期より対象を全社員に拡大しました。
まず第1段として、入社2~3年目の若手社員を対象に研修を行いました。
講師は、株式会社カサレアル契約コンサルタントの北川智章先生(パフォーマンスデザイン・コンサルティング合同会社代表)です。弊社の管理職研修でも講師として毎年お世話になっております。
この写真も研修の一環ですが、この後、二人の距離が40cmまで接近していきます。
「緊張しますっ」というOKp氏の発言に、皆、大爆笑。
何をしているのかというと、接近戦における精神的耐久力を鍛える…ではありません。
ビジネスの場面で円滑なコミュニケーションを実現するための、最適な距離感はどこか、ということをご教示いただいている場面です。
研修というと、徹底的な自己否定か一方通行の座学といった、どちらにせよ苦痛を伴うようなイメージが多いかもしれません。
ところがこちらの研修では、講師は主にファシリテーター(進行役)であり、受講者はチームを組んで率先して議論し、自ら答えを見出すスタイルとなっております。
今回の研修のお題は、
「私たちには何が求められ、何を期待されているでしょうか。」
受講者の皆さんは、新入社員から始まって今日までの1~2年間、早く仕事に馴染むために、必死で我武者羅に働いてきたことでしょう。
そんな中で「そもそも働くことの意味は何か?」を、いきなり突きつけられた格好です。
かつて就職活動で採用面接のときに、テクノブレイブの一員として何を成し遂げるか、将来の目標を宣言していたはず。
ところが気が付けば、上司の指示に基づいてひたすら仕事と向き合う日々。仕事に慣れることに精一杯なのに、働く意味は何かと言われても…と、採用面接のことをすっかり忘れた受講者が何人かいたのでは?!
そこで北川先生、次の課題を提示します。
「現在、どんな問題を感じているか、付箋紙に書いてグループで協議してみましょう。」
出てくる答えは、総じて以下の2パターンとなりました。
・自責…自分自身の技術や作業手法の不足が原因となる問題
・他責…上司や顧客などの自分以外が悪いために、手の打ちようがなくなる問題
北川先生曰く、「問題」の種類には以下の3つ、
-
今、できてないといけない事なのに、そのレベルに達していない問題
-
より良くレベルアップするためには、現状では足りていない問題
-
将来なりたい自分になるために、今から対処しておくべき問題
とあり、
- 問題を見る立場の高さ(視座)は1→2→3の順に高くなる。
- 問題を他責でとらえてしまうと、自力での解決が手詰まりになるため、辛く苦しくなってしまう。
- ならば、視座を高くして問題をとらえなおしてみよう。すると視野も広がるので、その分、他責が自責として考えられるようになり、解決策の思考も広げられる。
「だから問題に当たるときは、今の自分のポジションよりも1つ2つ上のレベルで考え、取り組んでいく…これができるのがリーダーです」
と促します。
そうなると、受講者は将来なりたい自分のために、今から対処しておくべき問題は何か…を考え始めるようになります。
そこで北川先生、将来のリーダーとなるべく必要なスキルを教えていきます。その都度、実際に受講者同士でロールプレイを行い、体得していきます。
実は冒頭の「コミュニケーションの最適な距離感」も、このスキルの一つでした。
研修の後半になると、グループ討議もモチベーションが最高潮になります。
研修前半のグループ討議と比較すると…
皆さん、総立ち。
そして研修最初の「私たちには何が求められ、何を期待されているでしょうか」にテーマが戻ります。受講者の皆さんは、研修で学んだこと、1年後の目指す姿、実現のためのアクション計画をたて、全員でプレゼンを行いました。
こうして受講者はITのプロフェッショナルとして、そしてそう遠くない未来のリーダーとして、自分で立てたアクションプランを実践していくことになります。
最後に北川先生より、
目標達成に向けて、自らたてたアクションプランを継続していくことが大事です。いつか、実際に目標を達成できたかを見に…
I’ll be back!
とのお言葉をもって、研修の締めくくりとなりました。
(北川先生、株式会社カサレアルの皆様、本当にありがとうございました! この場をお借りして御礼申し上げます。)
実はこの研修、弊社の管理職研修でも行われたビジネスリーダーのコーチングを、若手向けに北川先生にてカスタマイズしていただいたものです。
今期より、若手からベテランまで満遍なく展開し、リーダーシップ力の全社底上げを図ることを狙いました。
レベルの高い研修でしたが、高みに臨むとなると勇気が湧いてくる弊社社員。最高のTechnology×最高のBraveの融合を目指し、これからもチャレンジし続けていきます!