医療情報技師5名合格しました!
先日、医療情報技師育成部会のHP(http://www.jami.jp/hcit/HCIT_SITES/)にて、
今年度第12回医療情報技師能力検定試験の合格発表がありました。
テクノブレイブでは今年メディカルグループを中心に10名が受験し、
5名の合格者が出ました。
(うち3名がメディカルグループ所属です)
医療情報技師とは、簡単に説明すると病院の電子カルテなどの医療情報システムの導入、保守、運用などを行う上で必要な情報処理技術と医学・医療と医療情報システムの知識を有する技師のことです(詳細は先の医療情報技師育成部会のHPを参照してください)。
医療のIT化に携わる人間にとって、必要不可欠な知識を得る事が出来る資格だと思っています。
試験は年一回、「情報処理技術系」「医療情報システム系」「医学・医療系」の3科目それぞれ平均点以上が合格ラインで、合格率は約30%とやや高めです。
長年電子カルテの開発や運用保守など医療に注力してきたテクノブレイブでは、4年前からこの資格取得への取り組みを始め、月1~2回の社内勉強会を開催したり、2014年12月からはLMS(MOODLE)を導入し、好きな時に好きな場所で勉強できる環境を提供しています。
現在社内では10名がこの資格を保有しています。
私は昨年この資格を取得し、今年は講師役としてLMSの整備や勉強会の開催などを担当しました。導入したばかりのLMSでしたが、成績管理を行えることがとても便利に感じました。ただし、LMSで好成績を収めていた方が見事に合格を勝ち取っていた一方で、成績不振者を把握しつつも本人の努力に期待するのみとなってしまい、合格に導く事が出来なかったことが大きな反省点として残りました。
来年は合格までの道筋をより明確にして、中間成績に応じた補講等、成績不振者に対するケアをもっと考えたいと思います。
なお、今年の医療情報技師の試験の傾向ですが、他教科に比べ「医学・医療」の難易度が高かったように感じました。
去年までは過去問を中心に勉強していれば合格の可能性が高かったのですが、今年は
炎症マーカーはどれか?
1.CEA
2.C-反応性蛋白(CRP)
3.アルブミン
4.ビリルビン
5.クレアチニン
といったIT系の技術者には難しい問題の割合が多かったです。
メディカルグループでは今後も引き続きグループメンバー全員の合格を目標に掲げ、医療情報技師の資格取得を推進し、次のステップに進めるよう努力したいと考えています。
最後に今年合格した5名の努力を心から讃えたいと思います。
おめでとうございます。そして本当にお疲れ様でした。
メディカルグループ N峯