序章:試練は、いつも突然に…。
我々BTBブンブン部は、未知なる大地・伊豆へ旅立つため、
闇がわずかに白み始めた早朝、伝説の集合地点「タロー軒」に集まった。
しかし――ここで事件発生。
新メンバー、まさかの体調不良による欠席。
集まったメンバーは心の中で思う。
「仲間の不調…それもまた旅が与える“試練”である」と。
残されたメンバーは、静かにカレーとラーメンを胃に流し込み、
“ひとり欠けた重み”を噛みしめながらスタートを切った。

第一章:富士の麓で出会った、神々の光景
山中湖に近づくと、霧が晴れ、
突然、視界に飛び込んでくる 富士山。

「おお……自然は偉大だ……」
誰も言わなかったが、全員が心の中でつぶやいた。
ヘルメットの中はだいたいそういうものだ。
第二章:天城越え——封印された旧道に挑む
伊豆に入り、天城の山道へ。
急峻なカーブ。落ち葉。トンネル。
ここはまさに“自然との真剣勝負”。

そして旧道。
ただの道と思うなかれ。
木々がざわめき、砂利がバイクを揺さぶり、
時折聞こえる「うおっ!?」という仲間の声が山に響く。

だが、我々は引き返さない。
探検とは、未知を恐れず踏み込むことなのだ。
第三章:熱川温泉——文明がもたらす至福
探検の後に待っていたのは、文明の恩恵。
すなわち 温泉・刺身・唐揚げ・おでん・ビール。
テーブルの上に戦利品のように並んだ料理たち。
グラスを合わせる瞬間、
「あぁ…生きててよかった」と全員が確信した。

そして宴ののち、
満腹と酔いに背中を押され、
Iさんは夜の海へ――

駆けた。
海岸を。
全力で。
謎のテンションで。
誰も止めなかった。これもまた旅の力だ。
第四章:夜明け——新しい冒険の始まり
翌朝、海辺に差す朝日。
神々しい光が波に反射し、
まるで「今日も走れ」と我々を送り出しているようだった。

そんなテンションのまま向かったのは、稲取の朝市。

地元のおばあちゃんが作る“きんめ釜めし”を前に、
我々は無言でむしゃむしゃ。
熱い、うまい、最高。

旅ってこういうのでいい。
最終章:伊豆スカイライン——風を裂く者たち
旅の締めは、伊豆スカイライン。
3台のバイクが連なって走る姿は、
まるで“伊豆を守護する戦隊ヒーロー”。
青空。山々。海。
そして隙あらば自撮りをねじ込む仲間たち。

最後に富士山を背景に撮った一枚は、
まさしく今回の探検を象徴する 記念碑的写真 となった。
終章:次なる探検へ——
新メンバーが合流する次回こそ、
“全員揃っての完全版ツーリング”が実現するはず。
I氏が締めるならこうだ。
「仲間よ…道は、前にしか続いていない。
また共に走ろうではないか……。」